山本周五郎賞候補作が決定しました。

（【山本周五郎賞とは？】山本周五郎の名を記念して、1986年（昭和61年）に制定。優れた物語性のある新しい文芸作品に授賞するもので、前年4月より当年3月末日までに発表された小説を選考の対象とします。但し、上記以外の分野でも選考の対象とすることがあります。）

『チルドレン』　伊坂幸太郎
『私が語りはじめた彼は』　三浦しをん
『明日の記憶』　荻原浩
『ナラタージュ』　島本理生
『君たちに明日はない』　垣根涼介

『チルドレン』　伊坂幸太郎

 チルドレン

 講談社／税込価格 1,575円

【内容紹介】

こういう奇跡もあるんじゃないか。信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。常識を超越した最強の脇役・陣内が引き起こす、ばかばかしくて拾好よい、ファニーな「５つの奇跡」の物語。

『私が語りはじめた彼は』　三浦しをん

 私が語りはじめた彼は

新潮社／税込価格 1,575円
【内容紹介】

「彼」のなにを知ってるのか。「私」のことさえよくわからないのに…。闇を抱えつつ、世界は今日も朝を迎える。「ミステリ＋心理小説＋現代小説」というアクロバティックな芸を見せる、新鋭の連作短篇。

『明日の記憶』　荻原浩

明日の記憶

光文社／税込価格 1,575円

【内容紹介】

最初は物忘れ程度に思っていたが、人ごとだと思っていたことが我が身に起きてしまった…。若年性アルツハイマーの初期症状と告げられた佐伯には、記憶を全て無くす前に、果たさねばならない約束があった。

『ナラタージュ』　島本理生

 ナラタージュ

 角川書店／税込価格 1,470円

【内容紹介】

お願いだから、私を壊して。帰れないところまで連れていって見捨てて。あなたにはそうする義務がある。壊れるまでに張り詰めた気持ち、２０歳の恋。野間文芸新人賞を最年少で受賞した著者による、情熱的な恋愛小説。

『君たちに明日はない』　垣根涼介

 君たちに明日はない

新潮社／税込価格 1,575円

【内容紹介】

リストラを専門に請け負う会社に勤めている真介の仕事は、クビ切りの面接官。昨日はメーカー、今日は銀行、女の子に泣かれ、中年男には殴られる。リストラ請負人・村上真介の仕事と恋を描く傑作エンタテインメント。